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『発達が気になる子どもの保護者支援アプリ開発と研究』プロジェクト開始
~個性に合わせた多様な子育てを応援するツールの開発を目指して~
 
 
この度、ミュージックセキュリティーズ株式会社の産学官連携推進室が運営する「Securite ACADEMIA」において、 国立大学法人信州大学 医学部が推進する『発達が気になる子どもの保護者支援アプリ開発と研究』への寄付を募るプロジェクトを開始しましたのでお知らせします。
 
本プロジェクトは、発達が気になる子どものいる保護者等が無理なく子どもの可能性を伸ばすことを支援するアプリ「TOIRO」の対象を学童期や思春期まで拡大した改訂版を開発し、保護者および保健・子育て支援・保育・教育の関係者が子育て・子育て支援を行う際の参考にしていだくことで、子どもの健やかな発達と保護者と子どもの心の健康促進に貢献することを目標としています。
 
信州大学医学部「子どものこころの発達医学教室」では、発達に気になるところのある子どもをもつ保護者などが、個性に合わせた子育てを見つけられるよう応援するためのスマートフォン用アプリ‘TOIRO’の開発を進めています。発達には、多くの子どもに共通する面と、一人ひとり異なる面とがあります。いま目にする子育て情報のほとんどは、多くの子どもに共通することを中心に解説されていますが、それが必ずしもしっくりこない子どももいます。TOIROは、すべての子どもに共通する面だけでなく、一人ひとり異なる面にも注目します。子どもの心身の発達に詳しい小児科医・児童精神科医・公認心理師からなる解説陣が、専門的な立場から「個性に合わせた多様な子育て」を提案します。
 
本プロジェクトでは、これまで幼児期および小学校低学年以下を主な対象として開発してきたTOIROをさらに発展させ、より高年齢の子どもにも対応した改訂版の開発を行います。また、TOIROが保護者の子育てにもたらす効果を検証するための調査研究も行います。
 
プロジェクト名:『発達が気になる子どもの保護者支援アプリ開発と研究』
募集期間:2021年11月1日~2022年10月31日
特典:  
寄付金額に応じて、記念品や子どものこころの発達医学教室の本田秀夫教授のサイン入り著書および出前研修会等
プロジェクトURL: https://academia.securite.jp/donation/detail?c_id=14

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【本件に関するお問い合わせ先】
ミュージックセキュリティーズ株式会社
広報チームTEL:03-5948-7301 
E-mail:mspr@musicsecurities.com

ミュージックセキュリティーズ株式会社 産学官連携推進室(榊原)
Securite ACADEMIA E-mail:ac@musicsecurities.com
がん患者のQOL向上を目指した、がんヘルスケア基金始動

子宮頸がんの啓蒙を行うティール&ホワイト月間にむけての研究開発基金


長年日本人の死因1位であり続けている、がん(悪性新生物)の研究で、患者さんが闘病生活で肉体的苦痛だけでなく精神的苦痛にもさいなまれていて回復を妨げる大きな要因となっていることが明らかになってきています。そんな中、京都大学婦人科学産科学では、婦人科がん患者さんのQOL(生活の質)に関する研究を行い、QOLの把握と改善を目指したアプリ開発を本格化しています。研究開発の促進のため、ミュージックセキュリティーズ産学官連携推進室は、京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学と連携し、寄付金の募集を始めたことをお知らせします。

がん患者さんは、がんと診断された時から、様々な不安を感じます。また、長く大変ながん治療を受けることで、不安だけではなく副作用などで身体面でQOLを落とします。そのような心身ともに大変なストレスの中でがん治療を受けていますが、不安なときに相談する医療窓口はなく、自己管理が正しいのかもわかりません。

この研究では、がん患者さんの日常生活やQOLをヘルスケアアプリを用いて患者さん自身が自己管理を行いつつ、医療者が把握することができる社会を作りたいと考えています。そのためにはアプリを用いて患者の生活情報をデータ(ライフログ)として管理するシステムが必要です。また、ライフログと病気との関係を調べます。がん患者さんのQOLを改善し、元気になることで社会復帰を目指すものです。今月は、乳がんの早期発見・適切な治療の大切さを伝えるピンクリボン月間、1月には子宮頸がんの啓蒙を行うティール&ホワイト月間がひかえています。今回の研究と実践は、ピンクリボン運動やティール&ホワイトリボン運動にも大きな貢献ができると考えています。京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学の挑戦を、どうぞご支援ください。

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プロジェクトの詳細


基金名:「がん患者のQOL向上を目指した、がんヘルスケア基金」
募集期間:2021年10月22日から2022年2月28日まで
(先行受付:2021年10月19日-2021年10月21日)
募集サイト: https://academia.securite.jp/donation/detail?c_id=13

【本件に関するお問い合わせ先】
◇ミュージックセキュリティーズ株式会社 広報チーム 
TEL:03-5948-7301 090-4944-8663(小笹) E-mail:mspr@musicsecurities.com
◇ミュージックセキュリティーズ株式会社 産学官連携推進室(榊原)
Securite ACADEMIA E-mail:ac@musicsecurities.com

囲碁AIの応用研究開発で目指す「人間の知の拡張」
― ゲームAI技術の発展と実践的応用のための寄附金募集開始 ―



AI(人工知能)が人間のトッププレイヤを超えるようになった囲碁・将棋の世界では、藤井聡太三冠に代表されるように、AIと戦うという形からAIをパートナーとして活用しながら自らのレベルアップ(知の拡張)を図ることがすでに日常になってきています。

日本棋院と提携している国立大学法人電気通信大学の「エンターテイメントと認知科学研究ステーション」は、ミュージックセキュリティーズ株式会社と連携し、囲碁AIを題材とした人間の知を拡張する応用研究開発、そして、それを支える囲碁AIの技術交流を目的としたUEC杯コンピュータ囲碁大会運営のため、寄附金を募集します。
 
電気通信大学エンターテイメントと認知科学研究ステーションは、2006年の設立以来、囲碁AIを始めとする最先端のゲームAIの研究を行ってきました。その中で、近年特に力を入れているのが「ゲームAIを用いた人間の知の拡張」です。このプロジェクトでは、囲碁AIに代表されるゲームAI技術を用いて人間の知を拡張し、未だ到達しえない新たな境地へ到達する技術を切り拓くことを目指しています。また、このような教育研究活動を推し進めるために、毎年3月に開催の「UEC杯コンピュータ囲碁大会」をはじめとする囲碁AI技術の振興の場をコロナ禍でも絶やすことなく開催し続けています。「UEC杯」の特徴は、参加者の交流にあります。参加者同士が一同に会し、技術交流を行える場としては、世界的に見ても本大会が最大規模の大会です。今後もこの大会を継続的に開催することの意義を強く訴えていきます。

2015年にグーグルが開発したAlphaGo(アルファ碁)が、人間のプロ囲碁棋士を破って以降も、世界で囲碁AIは進化を続けています。クラウドを利用したハードウェアが比較的安価で入手できるようになり、ディープラーニング(深層学習)を応用した囲碁AIはAlphaGo以降も進化し続けており、開発者の裾野は広がっています。
この分野で得られた技術は囲碁AIにとどまらず、様々な分野に応用されています。特に、深層学習や膨大な探索に基づくAI技術は、必ずしも人間の思考過程とは相容れないものであることが多く、人間に理解しやすい表現で提示したり、学習支援に応用したりする技術は、今後人間を超えるAIが様々な分野に登場したときに重要な技術になると想像されます。この分野の研究を活用することで、近年中国や韓国に後塵を拝してきた日本の囲碁界全体の底上げが期待され、囲碁界だけでなく様々な競技分野で世界に伍する人材の育成に役立つものと考えます。

プロジェクトを統括する、エンターテイメントと認知科学研究ステーション長である電気通信大学大学院情報理工学研究科の伊藤毅志准教授は、「2045年にAIの能力が人間の能力を超えるというシンギュラリティ問題に人類が直面するときに、パートナーとしてのAIとの新しい関係を構築することが必要です。特にAIによる人間の知の拡張、つまり、人智を超える極みを、今、囲碁を題材とした分野で研究しておくことが、この分野のベンチマークとして重要になります。」と話しています。何卒、本プロジェクトへのご理解とご支援を、お願いいたします。

募集プロジェクト名: 人間の知を拡張させるゲームAIの研究開発
募集期間: 令和3年10月21日から令和4年2月28日まで
募集WEBサイト: https://academia.securite.jp/donation/detail?c_id=12


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【本件に関するお問い合わせ先】
<寄附募集プロジェクトに関すること>
国立大学法人電気通信大学 エンターテイメントと認知科学研究ステーション長
伊藤 毅志 研究室
TEL:042-443-5370
E-nail:ito@cs.uec.ac.jp
HP:UEC杯コンピュータ囲碁大会
http://entcog.c.ooco.jp/entcog/new_uec/
電気通信大学エンターテイメントと認知科学研究ステーション
http://entcog.c.ooco.jp/entcog/


<電気通信大学基金に関すること>
国立大学法人電気通信大学 総務企画課 広報・基金・卒業生室 基金・卒業生係
TEL:042-443-5069
E-nail:kisotsu-k@office.uec.ac.jp


ミュージックセキュリティーズ株式会社 広報チーム
TEL:03-5948-7301 090-4944-8663
E-mail:mspr@musicsecurities.com
 

「病状説明2.0 ~NO密だけど濃密な説明ができる診察室を~」報告(第1回)


京都大学医学研究科 眼科学教室
沼 尚吾

 京都大学医学研究科 眼科学教室の沼です。このたびは、研究プロジェクト「病状説明2.0 ~NO密だけど濃密な説明ができる診察室を~」にご支援をいただき、心よりお礼を申し上げま す。  

 皆様のご支援のおかげで、「1医療現場での患者・患者家族・医療者へのアンケート」を実 施することができました。現在は、このアンケート調査をもとに「患者と家族が適切に緑内障 について情報共有を図ることができるスマートフォン上でのアプリケーション」の開発を進め ております。

  8月4日には、京都大学学術研究支援室(KURA)産官学連携推進グループ主催のイベン ト、「京都大学インダストリアルデイ2021-XR~世界最先端のアグリ・バイオ・医療ICT研究 ~」にて本プロジェクトの概要について発表いたしました。企業、自治体、研究施設等、多様 かつ非常に多数の参加者にご視聴いただき、盛況のうちに終わり、早速新聞社より取材依頼が あり、アカデミアと産業分野との連携に高い関心が寄せられていることがうかがえました。

  引き続き、開発の実現に向けて取り組んでまいります。今後とも、皆様からのご支援、なに とぞよろしくお願いいたします。
 

「小児がん・希少がん・難治性がんに挑む信大CAR-Tプロジェクト」報告(第1回)

 

信州大学遺伝子・細胞治療研究開発センター/医学部小児医学教室
センター長/教授 中沢 洋三


信州大学の中沢です。このたびは私たちのCAR-Tプロジェクトに厚いご支援をいただき心より感謝申し上げます。私たちは日本発・信州大学発の次世代がん治療法「非ウイルス遺伝子改変CAR-T細胞」の開発に取り組んでいます。昨年12月からこのクラウドファンディングを開始しましたが、おかげさまでプロジェクトは着実に進んでいます。ご寄付は、試薬費、機器整備費、人件費、特許出願費などに使わせていただいております。今後ともご支援のほどお願い申し上げます。

CAR-T研究開発ニュース(2020年12月―2021年6月)
2021年3月22日にGMR CAR-T細胞の医師主導治験が開始されました。GMR CAR-T細胞は信州大学が10年の年月をかけて開発してきた世界初のCAR-T細胞です。急性骨髄性白血病と若年性骨髄単球性白血病を対象とするCAR-T細胞の臨床試験としてもそれぞれ日本初、世界初となります。ご期待ください!
 



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(2021年3月22日 信大病院記者会見)
 


4編の国際論文を発表しました。
1.    Yagyu S, et al. Clin Transl Immunology. 2021;10(6):e1291.
2.    Hasegawa A, et al. Clin Transl Immunology. 2021;10(5):e1282.
3.    Nakamura K, et al. Mol Ther Methods Clin Dev. 2021;21:315-324.
4.    Kubo H, et al. Mol Ther Oncolytics. 2021;20:646-658.

研究成果を米国血液学会、欧州血液学会、日本造血細胞移植学会、日本再生医療学会、日本小児科学会、日本産婦人科・新生児血液学会で講演・発表しました。
YouTube動画“信州のファーストペンギン『難治性がんと闘う子どもたちの未来をつくる』”を配信しました。
(https://www.youtube.com/watch?v=Vw8MbRZJFxQ&t=3s)
3種類の新しいCAR-T細胞の研究開発に取り組んでいます。

 

ご賛同・ご支援への御礼と引き続きのお願い

 

京都大学医学部附属病院細胞療法センター(C-RACT)「細胞療法の新規開発基金」に、多くのご賛同とご支援を頂戴し、誠にありがとうございます。

本基金をもとに、早速、新規技術開発を始めており、一部は2021年6月下旬より試験的に臨床現場に導入されました。実証試験を繰り返しながら、さらなる開発を進めています(かるたすCARTAS:CAR-T Administration Scheduler、細胞療法依頼システムREACT-B:REservation and Application for Cellular Therapy Bundle)。

また、C-RACTに対する応援メッセージもたくさんいただいております。これらはスタッフ皆で目を通し、研究に対しての励みにしているとともに、細胞療法開発という我々に与えられた使命を改めて実感しているところです。

C-RACTではいよいよ半年後に迫った、2022年春の新規細胞調製施設(クリーンルーム)の開設に向け、学内・学外の様々な研究室と協力し、新しい細胞療法開発の計画を複数立てております。デジタル化など最先端の技術を駆使して、一日でも早く、有効なはたらく細胞たちを患者さんの手もとに届けることが出来るよう、スタッフ一丸となって日々努力しております。我々の取り組みに、さらなるご賛同・ご支援頂きますようお願い申し上げます。
 

京都大学医学部附属病院 検査部・細胞療法センター 助教
新井 康之
ご寄附いただきました皆様へ

 この度は東京大学動物医療センター140周年記念基金にご支援を賜り、誠にありがとうございます。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大により、多くの人々が感染し、尊い生命がたくさん奪われました。同時に様々な社会・経済活動にも大きな影響が生じ、私共、附属動物医療センターに於いても、新型コロナ対策を行いつつ、できる範囲で最大限の診療活動を継続する努力を続けてまいりました。その中で、我々の使命である伴侶動物の高度診療を通じて人と動物の幸せなよりよい関係を構築し、人々の社会生活の平穏と健康を推進することを再認識するよい機会ともなりました。

 2020 年、開設から 140 周年を迎えるにあたり、次の 10 年・100年先を見据えた病院づくりを行うために基金を立ち上げ、獣医療の未来を支える人材の育成・教育、動物と飼い主様にやさしい診療施設・設備の充実を推進しています。皆様より賜りましたご寄附により、診察室の扉の改修・ベランダのスロープの設置を行いました。しかし、まだまだ院内施設の環境整備が必要です。なお一層、動物にも人にもやさしい世界一の動物病院づくりのために引き続き、皆様の温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
 
東京大学大学院
農学生命科学研究科
附属動物医療センター
センター長
西村亮平
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6月7日、東京都港区にあるフランス大使公邸で「新型コロナウイルス」に関するパスツール研究所と京都大学国際共同研究ユニットによる講演会が開かれました。この講演会は2020年7月14日から10月31日にかけて、セキュリテ・アカデミアが行った「日仏共同研究による新型コロナウイルス感染症対策基金」寄付プロジェクトで、10万円以上の寄付を行った皆様への特典として開催されたものです。
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講演会では、京都大学医学研究科付属ゲノムセンター長である松田文彦教授と同ウイルス・再生医科学研究所長の小柳義夫教授が「COVID-19を正しく理解する 〜PCR、抗体検査、ワクチンとその効果や副作用〜」をテーマに話しました。講演会の後は、フィリップ・セトン駐日フランス大使主催のカクテルパーティも催されました。

目標金額が1,000万円だったこの寄付プロジェクトには、1,123万円の温かいお金が集まり、日仏共同研究に必要な検出装置の導入費用にあてられました。
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日本語:https://academia-test.securite.jp/donation/detail?c_id=3
フランス語:https://academia.securite.jp/fr/UKyoto2
 
セキュリテ・アカデミアは、大学の教育研究を支える財政基盤多様化の一環として発足した大学連携プロジェクトです。現代社会が直面する、想定外の自然災害や社会の多様化に鑑み、理工系、生物系、人文社会系、新領域系、全ての研究領域に着目します。これからも、広く、皆様に支援参加していただけるプラットフォームを目指します。
今後とも、よろしくお願いいたします。
 
ミュージックセキュリティーズ株式会社
産学官連携推進室  Securite ACADEMIA 
https://academia.securite.jp
​2021年4月7日 ZOOMにてインタビューをさせて頂きました。


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「コロナ前とコロナ後では、手術数が半減してしまいました。今回の研究によって、患者さんも医師も安心して手術できる環境を取り戻したいです」と語るのは、耳鼻咽喉科・頭頸部外科が専門で、京都大学大学院医学研究科の山本典生准教授です。

京都大学医学部附属病院では新型コロナウイルス感染症流行前まで年間120件を超える難聴改善手術を行っていました。それがコロナ後は、半減しています。「手術しておいた方がいい」と言っても、多くの患者さんは、「コロナに感染したらどうしよう」と言って延期を希望されます。また、患者さん側だけでなく医師側にも、同様の悩みがあり、半減傾向は続いています。

そこで山本先生が思い立ったのが、2つの研究です。一つ目は、耳のPCR検査の実施です。唾液や鼻の粘膜でPCR検査を受けた患者さんが陰性だった場合、耳の組織も新型コロナ陰性であり、患者さんが完全に陰性であることを証明するために必要な研究です。これが証明できれば、医師は安心して手術に臨むことができます。手術中にフェイスガードやゴーグルなどを、わざわざ着用する必要もなくなるかもしれません。

この研究は、難聴を改善する手術をする場合に、患者さんに許可をもらい、手術の合間に、鼓膜の内側にアクセスすることによって組織サンプルを集めて調査します。3月31日時点で、約50サンプルでの検査が完了しています。しかし、海外では、新型コロナウイルスの死亡患者で、鼻経由で広がったとみられるコロナウイルスが耳から検出されているため、「鼻にないから耳にもない」と言い切ることはできません。山本先生は、唾液や鼻でのコロナ陰性と耳でのコロナ陰性の相関関係が証明できる200サンプルを集めることを目標にしています。

/data/blog/archive/original/51517.jpg二つ目は、測定装置を使った手術室の飛沫調査です。新型コロナ感染を避けるため、現在、エアロゾルとよばれる飛沫が飛ぶ可能性のある手術は、室外に飛沫やウイルスを拡散させない陰圧室と呼ばれる手術室を使うことが多くなっています。しかし、手術室の中では、依然として、飛沫は飛ぶため、一体どの程度、手術操作により飛ぶものなのか、研究する必要があります。これがわからないことには、医師が、安全に手術を行うことができません。骨を削ることにより飛沫が飛ぶ可能性の高い難聴改善手術をはじめとした耳鼻科手術について、ご献体を用いた手術操作を模した研究で、どの程度飛沫が飛ぶのかを調査する予定です。

この研究を行うためには、今回のプロジェクトの目標金額である1,000万円を集め、飛沫状況を調べる特殊な粒子数計測装置などの購入が必要です。山本先生は、ワクチン接種について、連日ニュースで取り上げる中で、自らの研究の意義について語ります。「ワクチンで患者さんを減らしたり、感染の可能性をなくしたりすることは、もちろん、とても大事です。しかし、それだけで問題が解決するわけではありません。『耳のPCR検査を多数したが、耳からコロナウイルスは検出されない』や、『飛沫の飛ぶ範囲は限られている』というようなデータが提示できれば、患者さんは安心して手術を受けられるだろうし、医師の側も積極的に手術に取り組める効果があるのではないかと思っています」。

新型コロナウイルス感染影響の長期化で、私たちは、すっかり我慢になれてしまいました。
しかし、山本先生は、今こそ、生活の質の向上を希求する欲求を忘れてはいけないと、話します。「患者さんの生活の質、特に耳鼻科が扱っている「言葉を聞く」、「言葉をしゃべる」、「音声を出す」、また、「香りを楽しみながらおいしく食べる」というのは、人間の生活でとても大事な部分です。そういったものがコロナウイルス感染流行で犠牲にされてしまうというのは、非常に不幸なことだと思います。この研究の目的は、安心して患者さんに治療を受けてもらい、かつ、治療する側も心置きなく本来の技術を発揮できるような状況を作ることです。結果をしっかりと出して、そういった環境を実現していきたいと思います」。

セキュリテでは、山本典生先生の研究を応援することを目的に、寄付募集をしております。詳細は、以下の通りです。皆様、ご理解と応援のほど、よろしくお願いいたします。


【基金名】「上気道における新型コロナウイルス感染拡大予防対策基金」
【目標金額】10,000,000円
【募集期間】第1期:2020年11月27日〜2021年5月31日
      第2期:2021年5月31日〜2021年10月31日 
【基金の使途】
本プロジェクトでは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)流行下で医療者が安全に手術を行うために必要な感染予防策を検討することにより、SARS-CoV-2流行下でも十分医療を患者の皆様に提供し、ひいてはSARS-CoV-2流行の制圧に貢献することを目標としています。そのために、下記の2つのテーマに資金の使用を予定しています。
1.SARS-CoV-2の上気道での局在の解明
2.手術操作によるウイルスの拡散を予防する手段の開発

【研究の詳細】こちらをごらんください。
 

 

2020年活動報告 -KAGRAが観測を開始-

観測開始直後のKAGRA制御室の様子
2020年2月25日、観測開始直後のKAGRA制御室の様子

●大型低温重力波望遠鏡KAGRAが観測を開始
2019年に完成したKAGRAは、感度出しのための調整ののち2020年2月に観測を開始しました。新型コロナウイルスの感染が世界的に広がり、残念ながら米国のLIGOやイタリアのVirgoが観測を中断してしまう中、4月にはKAGRAはドイツのGEO600との国際共同観測を約2週間行い、世界の重力波観測ネットワークの一員となることができました。その後、2022年に予定されている次回の国際共同観測にむけ、KAGRAの感度を高めるためのアップグレード作業を開始しました。

●研究環境の整備
岐阜県飛驒市の施設である北部会館(岐阜県飛驒市)全体を、宇宙線研究所附属重力波観測研究施設の実験施設として改修し、若手研究者や学生用の研究スペースとして使用しています。日頃から、研究者や学生が活発な研究活動を行うなど、KAGRAでの重力波観測に向けて、大変貴重なスペースとなっています。

●岐阜県飛騨市との連携
岐阜県飛驒市と宇宙線研究所は、学術研究の発展や人材育成、地域の活性化を目指し、「岐阜県飛驒市と東京大学宇宙線研究所との連携協力に関する協定書」を2017年1月22日に締結しました。この協定を受け、北部会館を、岐阜県飛騨市から無償で使用許可を受けて、宇宙線研究所附属重力波観測研究施設の実験施設として改修して使用しています。この他にも、サイエンスカフェや一般向け見学会の開催など、KAGRAの様々なイベントの運営にも多大な支援を受けています。

●広報活動
宇宙線研究所主催のイベント等において、KAGRA基金のPRを行いました。

オンライン一般公開の様子
2020年11月22日、23日に開催されたオンライン一般公開の様子
 
引き続きご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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