京都大学医学研究科ヘルスソフト開発支援基金

ヘルスケアソフトウエアが当たり前にある未来を目指して
京都大学大学院 附属病院 医療DX 教育研究センター
集まっている金額
¥34,000
参加人数
5人
募集終了まで
335日

日本の医療をITで変える医療DXの担い手を育てる

いま多くの若者が、医療を変え、社会全体を健康に導くために、ヘルスケアアプリ(医療機器に当たらないソフトウエア)やSaMD(Software as a Medical Device : 医療機器に当たるソフトウエア)の開発を志しています。しかし、医療分野のビジネスは一般のソフトウエアビジネスとは異なり、診療報酬制度や薬事制度など、考慮に入れなければならない様々な制度が有り、知らない間に違法行為を犯したり、開発途中で手戻りと余計なコストが発生したり、はたまた、予想した市場はどこにもなかったり、といった「落とし穴」に嵌まらないようにする必要があります。つまり、正しく目的地に導いてくれる高速道路に入れるように、ソフトウエアの本格的な開発をはじめる前に、そのソフトウエアを必要とする全ての人の手元に届けるまでの経路を示した地図を丁寧に作ることが必要です。

京都大学では、「薬事の迷路」に迷い込まないように一番大事な分かれ道である「医療機器該当性判断」(作ろうとしているソフトウエアが医療機器に該当するかどうかの判断)を支援するKAHSI(Kyoto Advanced Healthcare Software Initiatives)サービスを2022年から提供してきましたが、この分かれ道に来るべきで無いのに来てしまう人や、この分かれ道に来るべきなのに全く違う道に迷い込んでいる人を見てきました。この分かれ道に立っているだけではダメだったわけです。

そこで、2024年から、医療機器ソフトウエアの開発をはじめたばかりの学生さん達や若い開発者の方を対象に、入口で一緒に地図を書き、もしも、そのソフトウエアがSaMDにした方が早く社会で使ってもらえるようになるようなものならば、薬事の高速道路に入れるようにソフトウエアを整備し直す「QMS(Quality Management System)」付きのプロトタイピングという作業を一度実施するところまでサポートする、京都大学ヘルスソフトウェアインキュベーションプログラムKuSaP(Kyoto university SaMD Pipeline)を開始しました。

しかし、このプログラムは、京都大学医学部同窓会、一般社団法人芝蘭会様のサポートで実施していますので、現時点では、京都大学医学研究科(並びに関係者)しかサポートすることが出来ません。このサービスをもっと多くの若い開発者の手元に届け、日本から沢山のヘルスケアソフトウエアが作られ、我が国の医療ITを大幅に進めるためには、社会全体でKuSaPプログラムを支えていただく必要があります。

そこで、今回は、クラウドファンディングに挑戦することにいたしました。日本全体におられるヘルスケアソフトウエアの開発者が、まちがいなく高速道路に乗り、未来の日本の医療をITで支えてくださる社会を作るため、皆様のお力添えをお願いいたします。
黒田 知宏
医学研究科附属 医療DX教育研究センター センター長
 


募集期間と使途

【目標金額】
10,000,000円

【募集期間】
2025年1月22日〜2025年12月31日

【基金の使途】

【基金の使途】
薬機法で求められるSaMDのQMSプロセスに沿ったソフトウエア開発はとってもお金が掛かります。普通、ソフトウエア一件当たり数千万円から場合によっては数億円のお金が必要です。KuSaPプログラムでは、協力企業のお力を借りて、一件数百万円から一千万円までで、QMSに沿ったソフトウエア試作を特別に実施いたします。皆様からの寄付金はこの作業に充てさせていただきます。
/data/contribution/33/図2.jpg
 

ヘルスケアソフトウエアが当たり前にある未来を目指して

現在の医療・介護・ヘルスケアは、超労働集約型産業です。医師・看護師、介護士、ヘルパーなどのサービス提供側の従事者だけでなく、患者・要介護者などのサービスを受ける側にも、サービスを受けるためだけに医療機関等に足を運ぶ「労働」を提供しています。高齢化が進み、担い手が少なくなって来る未来に備えるためには、「ソフトウエアにできる事はソフトウエアにしてもらう」ヘルスケアの有り様を切り拓かなければなりません。

我々、京都大学医学部研究科附属医療DX教育研究センターが目指す未来は、正にそんな未来です。ヘルスケアソフトウエアは、その未来のためになくてはならない存在で、ヘルスケアソフトの開発者にチャレンジしている皆さんは、正に日本の未来の医療DXの担い手そのものなのです。

KuSaPプログラムは、未来の医療の担い手達が、彼らの目指す未来をできるだけ早く実現できるように、いまの日本の社会制度の「壁」を乗り越え「追い風」を活用して進むための「地図」を本格的な出発前に一緒に作る、伴走プログラムです。このプログラムを活用して未来の医療の担い手が育ち、彼らが更にその先の医療を担う担い手達を引っ張って、ヘルスケアソフトウエアが当たり前に身の回りにあり、「ソフトウエアにできる事はソフトウエアにしてもらう」未来のヘルスケアを早く創り出したいと思っています。

日本は、世界の先頭を走る超高齢社会です。日本があるべき未来の医療を描き出せれば、それは世界の医療を引っ張り、高齢化が進む世界を救う道標になるはずです。

是非、日本の、そして、世界の医療の未来を創り出すために、皆さんのお力を貸してください。

 

プロジェクト体制

/data/contribution/33/partner黒田.png

黒田 知宏

京都大学大学院医学研究科
医学研究科附属 医療DX教育研究センター センター長
医学部附属病院 医療情報企画部 部長・教授

1994年京都大学工学部情報工学科卒、1998年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。博士(工学)1998年奈良先端科学技術大学院大学助手、2001年オウル大学理学部情報処理科学科客員教授、2001年京都大学医学部附属病院講師、2007年大阪大学大学院基礎工学研究科准教授、2009年京都大学医学部附属病院准教授、2013年京都大学医学部附属病院教授、2022年京都大学医学研究科附属医療DX教育研究センター長(兼任)
 

/data/contribution/33/partner_saito.jpg

齊藤 健一

京都大学大学院医学研究科
医学研究科附属 医療DX教育研究センター 特定助教

2014年三重大学医学部医学科卒業、医師免許取得、2014年愛仁会高槻病院入職(大学院入学まで同法人で勤務)、2020年京都大学大学院医学研究科博士課程入学、2021年3月同中退、2021年4月京都大学医学部附属病院医療情報企画部入職、2023年4月から現職

 

選考委員会委員

黒田知宏:京大医学研究科・附属病院 医療DX教育研究センター 教授
古川壽亮:京大成長戦略本部 特任教授
榊 敏朗:合同会社SAT研究所 所長
野口昌克:Medical Excellence Japan 
小栁智義:京大病院先端医療研究開発機構 特定教授
相原輝夫:株式会社ファインデックス 代表取締役社長
永田智也:D3 LLC 代表パートナー
桐山瑶子:株式会社MICIN デジタルセラピューティクス事業部 安全性管理責任者 兼 薬事担当
今西勁峰:イーグロース株式会社 代表取締役
山田哲史:京大医学研究科 附属医療DX教育研究センター 教授
石塚直樹:京大医学研究科 附属医療DX教育研究センター 特定教授
左   英樹:株式会社ディープコア Executive Director, Investment

税法上の優遇措置が適用されます

本プロジェクトは、京都大学寄附金取扱規程に則り、京都大学へのご寄付として取り扱われます。本プロジェクトへの寄付後、京都大学より送られてくる領収書を控除証明書として確定申告書に添付し、所轄税務署へご提出ください。領収書の日付は、寄付申込日ではなく、寄付をされた翌月末の日付となります。
詳細はこちら

お知らせはまだありません。
2025.01.22 神奈川県 応援してます、当たり前の生活が当たり前でありますように。
2025.01.22 愛知県 近い将来、家庭で安心して使える医療アプリが開発されることを期待しています。そのためにも、ささやかですが応援させていただきます。

応援コメント

2025.01.22 神奈川県
応援してます、当たり前の生活が当たり前でありますように。
2025.01.22 愛知県
近い将来、家庭で安心して使える医療アプリが開発されることを期待しています。そのためにも、ささやかですが応援させていただきます。

特典

プライバシーポリシー | 特定商取引法に基づく表記 | 利用規約

ミュージックセキュリティーズ株式会社 産学官連携推進室
第二種金融商品取引業者 関東財務局(金商)第1791号 加入協会:一般社団法人第二種金融商品取引業協会
Copyright (C) 2020 Music Securities,Inc. All Rights Reserved.