News

日仏共同研究による患者データベース構築基金
新型コロナ後遺症の克服に向けて


 一般財団法人 日本パスツール財団が進める研究を応援するプロジェクト「日仏共同研究による患者データベース構築基金」を開始しました。本研究では、新型コロナ後遺症の克服に向けて、京都大学とパスツール研究所によるそれぞれの専門性を活かした新たな共同研究で、ロングコビッドの実態を解明し、新たな治療法の開発につなげることを目標としています。


   今回のプロジェクトでは、収集された情報を統合し、研究に利活用するためのセキュアなデータベースを構築し、京都大学とパスツール研究所によるそれぞれの専門性を活かした新たな共同研究で、ロングコビッドの実態を解明し、新たな治療法の開発につなげることを目標としています。これによって日仏間の研究協力がさらに強まり、将来の新たなパンデミックのときも迅速に研究体制が構築できるものと私は大きな期待をしております。皆様方からご支援ご協力を賜れますよう、心からお願い申し上げます。

松田文彦 京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センター センター長・教授
日本パスツール財団 代表理事・常務理事

 
 
『日仏共同研究による患者データベース構築基金』
/data/blog/archive/original/57697.jpg
 
 
募集期間と使途
【目標金額】5,000,000円
【募集期間】2023年12月21日〜2024年3月20日
【基金の使途】
新型コロナウイルス感染者の臨床情報、ゲノム情報、環境・生活習慣情報と、長期的追跡調査で経時的に収集するロングコビッドに関連する情報を統合して蓄積するデータベースの構築に使用します。
【寄付特典】
1万円以上ご寄付頂いた方には、ニュースレターの配信と合わせて、財団の主催するシンポジウムやセミナーへご招待いたします。
その他、寄付金額に応じた特典をご用意しておりますので、詳しくはプロジェクト概要をご覧ください。
【プロジェクトURL】https://academia.securite.jp/donation/detail?c_id=27
 

税法上の優遇措置について

本プロジェクトへの寄付は、一般社団法人日本パスツール財団への寄付として取り扱われます。
個人様の場合、所得税の申告時に、寄付金控除はありません。
法人様の場合は、資本金等の額と所得の額に応じて計算した損金算入限度額までは損金算入できます。
(個人様、法人様、領収書の発行をいたします。領収書の日付は、寄付申込日ではなく、寄付をされた翌月末の日付となります。)



 
京都大学大学院医学研究科 免疫細胞生物学講座
「コロナ後遺症の免疫学的解析による原因究明」

 京都大学大学院医学研究科 免疫細胞生物学講座が進める研究を応援するプロジェクト「コロナ後遺症の免疫学的解析による原因究明」を開始しました。本研究では、コロナ後遺症の原因となる免疫の乱れのパターンを明らかにし、新たなコロナ後遺症の治療法開発につなげることを目的としています。募集開始にあたり、京都大学 大学院医学研究科免疫細胞生物学の上野先生よりメッセージをお預かりしましたので、ご一読ください。


 新型コロナに限らず感染症にかかった後、どこか体の調子が悪いというのは案外多くの方が感じられたことがあるのではないでしょうか?実はインフルエンザやアデノウイルス感染症、デング熱などのあとでも原因不明の様々な精神身体症状が長く続くことがあると知られています。
 新型コロナ感染症はパンデミックとなり世界中の人々が同時期に感染したため、感染症後の後遺症が実はこんなにも頻度が高いものであったこと、こんなにもいろいろな症状が出るものであることが、世界で初めて広く認識されるようになりました。
 しかし、やはり原因不明である状態は変わらず、本当に有効な治療というのはまだ見つかっていません。
私は25年以上ヒト免疫学を専門としてきました。ヒト免疫学というのは、健常人や病気の方から検体を頂いて、その検体で免疫応答を解析する研究分野です。コロナ後遺症において免疫応答が関与するのはほぼ間違いがなく、私はヒト免疫学者として独自のアプローチからこの病気の解明に向けて研究を行っています。研究成果の一部はテレビや新聞、メディアなどで何度か紹介したこともありますので、ご覧になった方もおられるかもしれません。現在はデータ解析がかなり進みましたので論文化を進めているところです。コロナ後遺症の原因のしっぽくらいはつかめたのではないかと思います。しかし、なぜこんなにも多くのコロナ後遺症の患者さんが今だにおられるのか、長期化する原因は何か、という疑問には答えられていません。
 今回、セキュリテ寄付のご協力の下、皆様方からのご寄付を募ることになりました。コロナ後遺症の原因が解明できるよう研究室の皆と力を合わせて努力していきたいと思います。たとえ少しでもご協力いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
京都大学 大学院医学研究科免疫細胞生物学
上野 英樹


プロジェクトの詳細は、こちらをご覧ください。

/data/blog/archive/original/57680.jpg
 
募集期間と使途
【目標金額】10,000,000円
【募集期間】2023年12月14日〜2024年 6月30日

【基金の使途】
本プロジェクトでは、コロナ後遺症患者さんの血液の中にいる、新型コロナに反応する免疫細胞を詳細に解析します。プロジェクトを進めるために、以下のテーマにいただいた資金を使用します。
1.東京渋谷、ヒラハタクリニックで採取したコロナ後遺症の患者さんの血液サンプルを京都大学に輸送するための輸送費。
2.細胞のフローサイトメトリー解析に必要な蛍光色素付き抗体の購入
3.細胞のシングルセル遺伝子解析に必要なキットの購入
3.細胞のシングルセル遺伝子解析に必要なキットの購入

【寄付特典】
寄付金額に応じた特典をご用意しております。
詳しくはプロジェクト詳細をご覧ください。
※なお、本プロジェクトは、税法上の優遇措置が適用されます。

【プロジェクトURL】
https://academia.securite.jp/donation/detail?c_id=28

【本件に関するお問い合わせ先】
◇ミュージックセキュリティーズ株式会社 広報チーム
TEL:03-5948-7301
E-mail:mspr@musicsecurities.com
◇ミュージックセキュリティーズ株式会社 産学官連携推進室(榊原)
Securite ACADEMIA E-mail:ac@musicsecurities.com
 
平素はLife in Green Projectへの貴重なご支援を賜り、誠にありがとうございます。
 
生物多様性の危機や急速な気候変動が叫ばれる中、社会の中で植物学が果たすべき役割は近年ますます重要さを増しています。2023年は小石川植物園で活躍した植物学者、牧野富太郎をモデルにしたNHK朝ドラ「らんまん」が放映されたことで、植物学の価値や魅力に社会の関心が集まる機会にもなりました。小石川植物園は日本を代表する植物学の研究・教育施設として、また、牧野富太郎の時代から集められた、多くの貴重な植物標本を収蔵する施設としての大きな役割を担っていますが、建物の老朽化や人員の不足など、多くの課題を抱えています。
 
これまでにいただいたご支援は、植物標本の収蔵環境や研究・教育環境の改善のために大切に活用させていただきます。

小石川植物園は2027年に150周年を迎えます。この節目に合わせ、小石川植物園、日光植物園を時代の変化に合った植物研究施設として発展させられるよう、全力で取り組みを進めてまいります。今後とも引き続き皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 
川北篤
東京大学大学院理学系研究科附属植物園長
 

プライバシーポリシー | 特定商取引法に基づく表記 | 利用規約

ミュージックセキュリティーズ株式会社 産学官連携推進室
第二種金融商品取引業者 関東財務局(金商)第1791号 加入協会:一般社団法人第二種金融商品取引業協会
Copyright (C) 2020 Music Securities,Inc. All Rights Reserved.