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みなさま

新年のご挨拶が遅れました。遅ればせながら、本年もよろしくお願い申し上げます。

2020年に行った新型コロナの抗体検査プロジェクトでは、沢山の方々にご寄付をいただき、まことにありがとうございました。また、本プロジェクトに早々からご寄付いただいた方々にも、心よりお礼申し上げます。

おかげさまで、2021年、2022年、2023年の3年にわたって、2,000人を超える地域住民と数百人の医療関係者の新型コロナの感染状況を正確に把握することができました。
同じ人達を対象に三度の測定をしましたので、感染者数の増加や、ワクチンと感染の関係などを客観的なデータとして得ることができました。今後は研究結果を論文として発表するとともに、一般の方向けのセミナーを行おうと考えています。その折にはご案内差し上げます。

さて、今回のプロジェクトでは、ロングコビッドと呼ばれる新型コロナ後遺症の原因解明と予防・治療法の開発に不可欠な、感染者データベースの構築を目指しています。新型コロナ感染者のうち1割から2割の人に後遺症が出ると言われており、日本では一千万人近くの人が何らかの後遺症に苦しんでいることになりますが、有効な治療法や薬はまだありません。

前プロジェクトで収集した様々なデータに加え、新たにロングコビッドの実態調査を行い、すべてのデータをデータベースに蓄積し、総合して解析することで、
・どういう体質で、どういう病気に過去にかかった人に後遺症が出やすいのか
・どんな遺伝子や血中の生命分子が後遺症の発症にかかわるのか
を明らかにして、新たな治療法や薬の開発に利活用できる知見を得たいと思っております。

皆様方からご支援ご協力を賜れますよう、心からお願い申し上げます。
 
松田文彦
京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センター センター長・教授
日本パスツール財団  代表理事・常務理事


 
 
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