”触れる” VR教材システム開発基金

次世代の医師養成を止めないために
京都大学 医学教育・国際化推進センター
現在 8%
集まっている金額
¥433,000
参加人数
18人
募集終了まで
130日
医学生は大学入学後、6年間かけて医学・医療に関する体系的な知識の習得に加え、臨床実習を通して、医師として必要な態度や技能を取得します。 しかしながら、現在のコロナ禍において、医学部学生の臨床実習が制限され、オンラインでの臨床実習に頼らざるを得ない状況です。2020年夏からは患者さんとの対面実習も再開されましたが、現状を鑑みると楽観視できないところです。 そのようななか、医学部の教職員は工夫を凝らし、できる限りオンライン上で技能を学生へ伝える努力をしていますが、実際に手を動かして、その反応から学ぶ、という経験を学生が得ることは非常に困難で、医師になるための手技を獲得できているのか、経験不足ではないか、といった学生・教職員からの不安の声が絶えません。

医学部学生が自信をもって医師としての第一歩を踏み出すために、そして何よりも患者さんに寄り添える技能・体験を持った医師を我々医学部が送り出すために、本プロジェクトでは、臨床実習での学びを補完できる、バーチャルリアリティ(VR)技術などを使用した、遠隔・自宅学習教材システムを作成し、オンライン臨床実習のみとなった場合でも医師として適切な態度や技能の学びを確保したいと考えています。

 

募集期間と使途

【募集期間】

2021年8月1日〜2022年1月31日

【基金の使途】

開発予定の遠隔・自宅学習教材システムは、既存のVR技術のみでは付加することが不可能であった感覚である触覚を、ハプティクス技術により組み込んだ、「さわれるVR教材」です。
※ハプティクス技術:利用者に力、振動、動きなどを与えることで皮膚感覚フィードバックを得る新しい技術です。

これまでに本センターでは腹部触診・胸部聴診・膝蓋腱反射の臨床実習をサポートするVR教材を作成し、学生サポートを進めてきました。今回ご支援いただく寄付金で、作成済のVR教材へハプティクス技術をアドオンし、触覚をも得られるVR教材へと進化させたいと考えています。VR教材作成成果については、2021年7月30日31日にオンライン開催された第53回日本医学教育学会大会で報告いたしました。 (https://site2.convention.co.jp/jsme53/index.html

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医師の動きを可視化した様子​

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仮想の患者で診察手技を学習する様子

 

京都大学医学部での学び

京都大学医学部では、将来の医師や医学研究者を目指す学生を教育しています。 医学部での学びは、一般教育から基礎医学そして専門医学とすすみ、5回生からは附属病院での臨床実習に参加します。 京都大学医学部の臨床実習では、附属病院のすべての診療科をまわり、指導医師の診察や治療の見学、患者さんの診察、カルテの記入、診断や治療、患者さんとのコミュニケーション方法などを学びます。 コロナ禍の現状、完全に臨床の診療に参加する形での実習実施はできておらず、患者さんへの医療面接、回診への参加、病棟への立ち入りなど、臨床実習での様々な場面での学生の学びが制限されるなか、オンライン実習も含めた各診療科での教育実践への努力が続いています。
 

臨床実習で医学生は何を学んでいるのか

臨床実習に参加する学生は、附属病院や他の実習協力病院での臨床実習を通して、医師としての態度と医師としての技能を獲得します。 臨床現場でしか得られない学びがあることは事実です。 しかし、一部でも、臨床現場以外の場所でそれらを学ぶことができれば、コロナウイルス感染症のような状況が発生しても、彼らの学びを止めずにすむかもしれません。 そのような教材を作成するための方法として、私たちは、バーチャルリアリティ技術に注目しました。近年、様々な領域でバーチャルリアリティ技術を教育に応用する方法が検討されています。医学生の臨床現場での学びをバーチャルリアリティ技術で補うこと、そして、平時であれば、その学びを強化すること。これが私たちが目指すゴールです。

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触れることができるバーチャルリアリティ技術

従来のバーチャルリアリティ技術では、画面の中でモノに触れることはできませんでした。コントローラーを振動させることで、リアクションは作れましたが、モノに触れている触覚を感じ取ることまではできませんでした。触覚を教材の中で感じ取ることができれば、医学生の学びは飛躍的に高まることでしょう。 そこで、このプロジェクトでは、ハプティクス技術をバーチャルリアリティ教材に応用することを計画しています。ハプティクス技術では、手のひらや甲につけた超薄型振動ユニット(アクチュエーター)の振動を感じ取ることで、人間の脳の錯覚を利用して、あたかもそこにモノに触れているかのように感じさせることができます。押されたり、引かれたり、抵抗を感じたり、表面がツルツルなのかデコボコなのかを感じさせることができるのです。


ハプティクス技術の応用は、ゲームなどの世界では広がっていますが、臨床実習など教育現場への応用はまだなされておりません。 例えば採血技術を学ぶときに、画面のなかで動作を学ぶだけでなく、血管内に針先が挿入された際の触覚を得ることができます。触診のトレーニングでは、実際におなかを触った感覚を感じながらトレーニングできます。注射のトレーニングでは、筋肉に針が入った感覚も感じられるでしょう。臨床現場で実際の患者さんに向き合えないとき、もしくは向き合う前の練習として、手技とそのレスポンス・感覚を経験できれば、医学部学生にとって非常に心強いサポートとなると期待しています。

「実際の医療現場に立つ医師の「動き」を繰り返し練習し「慣れる」ことで技術を習得する、非対面・非接触による新しい医療実習を実現へ」 バーチャルテクノロジーでカラダの動きをデータ化し、社会実装を進めるイマクリエイト株式会社(本社:東京都港区、代表者:山本彰洋、川崎仁史、以下イマクリエイト)の体の動きをデータ化する技術「ナップ」が京都大学大学院医学研究科(以下、京大)に採用され、非対面・非接触でも可能な医療実習の実現を目的に、共同で医学部生向けのバーチャルトレーニングを開発しました。


<京都大学プレスリリース>
バーチャルリアリティ技術を用いた臨床実習教材を開発しました。

 

プロジェクトオーナー情報

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医学教育・国際化推進センター講師 山本憲

【取得学位】博士(医学)


【職歴】
1995年~2001年 京都市立病院(放射線科)勤務
2005年~2006年 米国ジョンズホプキンス大学放射線科留学(Visiting Researcher)
2006年~2018年 京都大学医学部附属病院(放射線診断科助教)勤務
2018年~2019年 京都大学医学部附属病院(総合臨床教育研修センター助教)勤務
2019年~現在 京都大学医学部医学教育・国際化推進センター講師勤務

【研究テーマ】
MRI(磁気共鳴画像)等を用いて、主に脳や頭頸部等、人体の内部構造を様々な方法により画像化、可視化する。

【研究概要】
生体、標本、組織片等、様々な対象物を、MRI等を用いて、破壊すること無く、内部構造を画像化する研究を行っている。また、得られる画像情報を元に、脳発達における、神経ー血管相互作用メカニズムを探る。また、MRI撮影技術の基礎的な検討も平行して行っており、得られた成果を用いて新たな撮影方法を開発し、その応用及び効果についても検討を行っている。

【研究体制】
山本憲(研究代表者)、染谷真紀(総合臨床教育研修センター)
山本豪志朗(附属病院医療情報企画部)

【研究場所】
京都大学医学部および京都大学医学部附属病院
 

お問い合わせ先

京都大学 医学教育・国際化推進センター
〒606-8501 京都府京都市左京区吉田近衛町
Tel:075-753-9454 
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2021.09.03 京都府 先生の頑張りを応援しています。
2021.08.28 東京都 VRが現実の医療にもっともっと役立つようになってくれることを期待しております。 とても楽しみにしています。
2021.08.27 東京都 プロヘクトが成功することを、心よりお祈りいたします。応援させていただきます。
2021.08.17 京都府 河上先生から案内がありました。研究頑張ってください。微力ながらお手伝いさせていただきます。
2021.08.17 兵庫県 頑張って下さい。応援しています。
2021.08.17 京都府 今後の発展を期待しています
2021.08.09 新潟県  僅かながらの寄附であるが、医師養成に御活用ください。  また、貴大学は日本のトップ大学故、この技術を広く国内医学部にも広げ、地方の医師養成あるいは現医師の技術向上の一助となることを望みます。
2021.08.05 大阪府 大変やね。 頑張って。
2021.08.04 愛知県 成果が期待できると感じました
2021.08.04 千葉県 良いお医者様が増えるのが楽しみです。

応援コメント

2021.09.03 京都府
先生の頑張りを応援しています。
2021.08.28 東京都
VRが現実の医療にもっともっと役立つようになってくれることを期待しております。 とても楽しみにしています。
2021.08.27 東京都
プロヘクトが成功することを、心よりお祈りいたします。応援させていただきます。

特典

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