Life in Greenプロジェクト(小石川&日光植物園)

緑の命を、未来へつなごう。
国立大学法人 東京大学 社会連携本部(東京大学基金事務局)
集まっている金額
¥1,146,000
参加人数
48人

Life in Greenプロジェクトとは

 「Life in Green」プロジェクトとは「小石川植物園」と「日光植物園」を世界に誇る植物多様性の研究施設として整備し、社会に開かれた植物園へと発展させるプロジェクトです。

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募集期間と使途

【目標金額】
1,000,000円

【募集期間】
2023年8月22日〜2023年11月30日

【基金の使途】
・標本の収蔵施設移設費
・本館のリニューアル経費
・植物園の教育・研究に関わる経費

植物園園長からのメッセージ

東京大学大学院理学系研究科附属植物園は、牧野富太郎らに代表される日本の植物学の礎を築いた植物学者が活躍した「日本の近代植物学発祥の地」であり、植物多様性研究の世界的拠点の一つです。小石川植物園の本館には、明治期から集められた、多くの基準標本を含む 80 万点を超える植物標本が収蔵されており、植物園の研究者だけでなく世界中の植物学者に日々利用されています。

 しかし、本館の老朽化により建物では雨漏りが進行しており、貴重な植物標本の収蔵環境が憂慮すべき状況にあります。また、収蔵庫がすでに満杯に達しており、標本の収集という本来の機能が果たせていません。本館では外壁の痛みも激しく、歴史的建造物である本館の保存も大きな課題です。

 2027年に150周年を迎える当植物園では、Life in Green Project第 3 期で植物標本の収蔵環境を改善するための施設整備を行い、さらに歴史的建造物である本館の修理を進めます。現在、本館は一般に公開されておりませんが、植物標本を新しい収蔵施設に移すことができれば、本館の一部を公開して講義室や休憩スペースとして活用できます。その実現のため、国等の予算獲得に全力を尽くしますが、皆様のご支援が確実に大きな力になります。

 生物多様性の危機、急激な気候変動、グリーントランスフォーメーション(GX)などが叫ばれる中、植物学が果たすべき役割はますます大きくなっています。海外の有力な植物園は、より強固な財政基盤のもと、絶滅危惧植物の保全や植物の教育普及の場としての高い機能を果たしながら、時代の変化に合った植物研究施設として発展し続けています。150 周年を機に、日本が誇る世界の小石川植物園、日光植物園へと大きく舵を切るために、皆様のご支援を賜わりますようお願い申し上げます。

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東京大学大学院理学系研究科附属植物園
園長・教授 川北 篤

貴重な植物標本と老朽化が進む歴史的建造物の保存にご協力ください

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小石川植物園の本館は現在、一般には公開されていません。内部には研究室、実験室、事務室、図書室の他に、約80万点の植物標本の収蔵庫があります。これらの中には、種を命名した際の証拠となる基準標本や、すでに絶滅種となった植物などの貴重な標本が数多く含まれています。

 しかし、本館の老朽化、狭隘化により標本の管理に大きな問題が生じています。標本を新しい収蔵施設に移すとともに、本館をリニューアルして一部を一般に公開し、セミナー室や休憩スペースなどとして活用していきたいと考えています。

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小石川植物園本館は、1939 年(昭和 14 年)に完成しました。設計は、安田講堂を手がけ、東京帝国大学総長を務めた内田祥三によるもので、左右対称の独特なフォルムを持つ歴史的な建造物です。
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本館のセンターに位置するらせん階段や、採光に適した大きな窓も本館設計の大きな特徴です。こういった建造物の魅力も一般公開することで触れていただけると考えています。

植物園と研究者たち

1897 年に初代植物園長となり、ソメイヨシノに学名をつけた松村任三や、在野の研究者でありながら植物学教室への出入りを許され、後に講師になった牧野富太郎など、植物園では日本の植物学の黎明期を作り上げた多くの植物学者が活躍しました。当時からの標本や貴重な歴史資料などの保存のためにも、ご寄付にご協力ください。

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① 37年間を小石川植物園で過ごし、「日本植物学の父」と呼ばれる牧野富太郎
② 画工・加藤竹斎の製作 による木材扁額

貴重な標本の収蔵環境の改善が必要です

小石川植物園の本館には植物標本を収蔵した標本庫があります。標本は湿度や温度を管理して保存する必要があり、庫内は空調設備によって守られています。しかし、建物の老朽化による壁の劣化や雨漏りなどにより、年々管理が難しくなっています。

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収蔵されている標本は、1800 年代に採取されたものもあり、その保存には設備の整った施設が必要です。

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時代を越え、研究者たちのメモが添えられている標本。

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現在、80万点以上を納める標本庫。その拡充のためのスペースも大きな課題となっています。

Life in Green Project これまでの歩み

「Life in Green」プロジェクトとは「小石川植物園」と「日光植物園」を世界に誇る植物多様性の研究施設として整備し、社会に開かれた植物園へと発展させるプロジェクトです。2010 年に第1期がスタート、引き続き 2018 年からは第 2 期計画を展開しました。

第1期< 2010 年~2018 年 6 月末>
小石川植物園の公開温室改築、日光植物園の越冬温室の改修を目的にスタート。約 5 億円の寄付をいただき、これを大きな力に 2019 年 5 月に現在の小石川植物園新温室が完成しました。また、日光植物園への 2 億円のご寄付により 2018 年 12 月に日光植物園フィールドステーションが完成した他、公用車の買い替えや園内の整備が実現しました。

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小石川植物園 : 公開温室

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日光植物園 : フィールドステーション

第2期< 2018 年 7 月~2023 年 3 月末>
植物多様性研究の推進、絶滅危惧植物の保全、そして社会に開かれた植物園を目指してスタートし、2億円の目標額を達成。キュレーターの採用による標本室の安定的な運営、企画展やニュースレターなどのアウトリーチ活動の充実、栽培環境の改善などを行い、Web サイトもリニューアルしました。また、日光植物園のシカ柵を改修し、山地植物を保護しています。

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植物画教室

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植物観察会

☆【ドローン映像】夏の小石川植物園☆

イベント情報

第5回ミニ企画展「牧野富太郎と小石川植物園」(事前予約不要)

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本展示は、「日本の植物学の父」と呼ばれる牧野富太郎と、同時代に活躍した研究者らに焦点をあてた企画となっております。
牧野富太郎は今年4月スタートのNHK連続テレビ小説【らんまん】のモデルにも選ばれました。
ミニ企画展では、関連資料等の展示や、牧野本人および牧野と切磋琢磨し、日本植物学の黎明期を創り上げた研究者らの功績を紹介します。
日本近代植物学発祥の地としての小石川植物園の歩みをぜひご覧ください。

ミニ企画展は小石川植物園では3月1日(水)から、日光植物園では4月1日(土)からの開催となります。
チラシ

小石川植物園webサイト
日光植物園webサイト
フォトアルバム

東京大学基金への継続寄付

当プロジェクト東京大学基金への継続寄付をご希望される場合は、東京大学基金こちらから直接お申し込みください。
継続寄付について:毎月、年 2 回、毎年から少額より寄付できます。
継続寄付の方には小石川植物園復刻ポストカード(非売品)を贈呈します。昭和初期に販売していたものを復刻したポストカード6枚組です(ケース入り)。

東京大学基金累計30万円以上:安田講堂に銘板を掲示、
他 寄付金額に応じて称号が授与されます → 詳しくはこちら
※本プロジェクトへの寄付額は、東大基金累計として加算されます。

税法上の優遇措置が適用されます

本プロジェクトへの寄付後、東京大学基金より送られてくる領収書を控除証明書として確定申告書に添付し、所轄税務署へご提出ください。領収書の日付は、寄付申込日ではなく、寄付をされた翌月末の日付となります。
詳細はこちら

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2023.11.26 東京都 植物園にたまにお邪魔しております。少しですが協力できればと思いました。
2023.10.25 神奈川県 2年前に初めて訪問しました。とても、よくできているなあと感心しました。今回の件で、寄付が必要と知り、私にとっては大金ですが、ぜひ本館の立て直しや、標本の整理などに使っていただきたいと思い、微力ながら寄付させていただきました。招待状が届くのを楽しみに待っています。
2023.10.15 長野県 かなり(30年以上)前ですが、見学したことがございます。頑張ってください。
2023.10.15 茨城県 少額寄付ですが、お仕事に従事されている方がより良い環境で活動できる事を願っています。ずっと行きたいと思っている場所です。
2023.09.27 東京都 四季折々に植物園に訪れるたび、都心にありながらの豊かな自然にいつも心癒されています。 少しですが植物園のためにお役立て頂ければ幸いです。
2023.09.15 埼玉県 本日、朝日新聞で貴所の窮状を知りました。 心ばかりですが、お役に立てて頂ければ幸甚です。
2023.09.06 神奈川県 かけがえのない貴重な資料の保存とともに今後の植物学の発展をお祈りしています。
2023.08.28 東京都 植物に愛を注げば、癒しが還って来る。
2023.08.26 京都府 微力ながらお役に立てれば嬉しいです
2023.08.24 埼玉県 以前小石川植物園を訪れたことがあります。その時に施設の老朽化についてもお話しを伺いました。今回の寄付が施設の整備に役だてられるならうれしいです。
2023.08.24 千葉県 兄がお世話になりました。
2023.08.23 広島県 少しでも植物の研究の助けになればうれしいです。
2023.08.23 山梨県 今まで何回か小石川植物園を訪れたことがあります。もっとお金をかけてきちんと管理すべきだと感じました。少しですが協力させてください。
2023.08.23 千葉県 最近のニュースに接していると、研究者の方々にもう少しお金の心配なく研究できる環境が整えられてほしいと願います。
2023.08.23 愛知県 連続テレビ小説「らんまん」で主人公の幼少時代のシーンが興味深かったので植物学者について調べてみました。この主人公のモデルは、東大の牧野富太郎氏なのですね。実家の本棚に「牧野富太郎植物図鑑」があります。小中学生の頃、ワクワクしながらページをめくっていたことを思い出しました。感謝の気持ちを込めて寄付させていただきます。
2023.08.23 愛知県 日本の今の政策は間違ってます 税金を文化に投入してほしいですね
2023.08.23 静岡県 応援させていただきます。
2023.08.23 東京都 万博やオリンピックなどには多大な予算を投じるのに、その基盤となる学術・文化に対する予算の貧弱さは目に余ります。 わずかですが応援させていただきます。 もし可能なら、バックヤードの見学ツアーなどがあるとありがたいです。(もっとも、人手もカツカツの状況かと存じますので、お願いするのも忍びない思いもあります)
2023.08.23 富山県 貴重な植物を次の世代に伝えていただきたいと思います. 機会があればぜひ植物園を訪れたいと思います.
2023.08.22 高知県 学術機関を国が支えるようでないならば,この国に将来はありません. 微力ながら応援いたします.
2023.08.22 東京都 地球温暖化が急速に進み、自然環境が危機的な状況になってきている今、東大植物園で植物学の研究に携わる皆さんの役割・責務は一段と大きくなっていると思います。皆さまの益々のご活躍を期待しています。
2023.08.22 広島県 心ばかりですが、応援しています。
2023.08.22 東京都 NHK朝ドラ「らんまん」で牧野富太郎や東京大学の研究者たちが、植物や標本に向き合う姿を見て感動しました。 日本を代表する植物園の一助になればと思います。

応援コメント

2023.11.26 東京都
植物園にたまにお邪魔しております。少しですが協力できればと思いました。
2023.10.25 神奈川県
2年前に初めて訪問しました。とても、よくできているなあと感心しました。今回の件で、寄付が必要と知り、私にとっては大金ですが、ぜひ本館の立て直しや、標本の整理などに使っていただきたいと思い、微力ながら寄付させていただきました。招待状が届くのを楽しみに待っています。
2023.10.15 長野県
かなり(30年以上)前ですが、見学したことがございます。頑張ってください。

特典

お礼状(千円以上のご寄付)

◆千円以上1万円未満のご寄付の方には、お礼状をお送りします。
(税法上の優遇措置が適用されます。領収書は、寄付をされた翌月末の日付で発行し郵送させていただきます。)

¥1,000
小石川植物園のお花見へのご招待(1万円以上のご寄付)

◆休園日に特別開園し、園長らが園内の植物や史跡をご案内します。
◆2023年11月30日まで累計1万円以上10万円未満のご寄付の方には、翌年(2024年)のお花見にご招待いたします。(3月上旬に招待状をお送りします。)
◆2023年11月30日まで累計10万円以上のご寄付の方には、継続的にお花見にご招待いたします。(毎年3月上旬に招待状をお送りします。)
※ご本人と同伴者 2 名様 まで無料で入園いただけます。(人数超過分は当日入園券をお求めいただくことで入園いただけます)

¥10,000
公開温室に銘鈑掲示(10万円以上のご寄付)

◆2023年11月30日まで累計10万円以上のご寄付の方には、お名前を銘板に刻印し、小石川植物園の公開温室に掲示させていただきます。 (ご寄付の申込月の3ヶ月後に銘板希望のハガキをお送りします。)
◆継続的にお花見にご招待いたします。(毎年3月上旬に招待状をお送りします。)
※ご本人と同伴者 2 名様 まで無料で入園いただけます。(人数超過分は当日入園券をお求めいただくことで入園いただけます)

¥100,000
植物園内に銘鈑付きベンチを設置(100万円以上のご寄付)

◆2023年11月30日まで累計100万円以上のご寄付の方には、お名前を刻印した銘板をベンチに付けて植物園内に設置させていただきます。(ご寄付の申込月の3ヶ月後にベンチ希望のハガキをお送りします。)
◆継続的にお花見にご招待いたします。(毎年3月上旬に招待状をお送りします。)
※ご本人と同伴者 2 名様 まで無料で入園いただけます。(人数超過分は当日入園券をお求めいただくことで入園いただけます)

¥1,000,000

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