医療分野における人材育成改革基金

医療における社会課題解決に貢献できるこれからのリーダー育成を目指して
京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構
現在 2%
集まっている金額
¥51,000
参加人数
7人
募集終了まで
115日

この度は本プロジェクトに興味を持っていただきありがとうございます。

フェイクニュース、ポスト・トゥルース等が広がる不安定で不確実な世界へと変化しつつある昨今、自分で考える力、共に活動する力、先見性をもって能動的に物事に取り組む力を持った人材の育成が急務であると考えています。弊学の学生たちも、従来の医学部教育で培われる知識・技能や国家資格だけでは足りないと、入学直後の1回生の時点から、将来への漠然とした不安を抱えていることが見受けられます。
医療者としての知識・技能だけでなく、コミュニケーション能力、医療従事者としての振る舞い、自信をもって様々な領域で社会をリードする人材としての心の持ちようをきちんと学びたい、さらに自分自身の能力を最大限活用して社会課題を解決するイノベーターへ成長したい。
そのような学生の想いを受けて、コロナ禍で親和的なコミュニケーションが阻まれる現在、今後の医療従事者にどのような資質や能力が必要なのか。この大きな問いに対し、様々な取組みを行いつつ、試行錯誤を続けています。

その中で以下の課題を見据え、新たな“教科書には無い”大学教育を目指しています。
①マインドフルネスに着目した医療者教育:医療者が患者に真に向き合うためには、自らの心の安定が必須です。これまで後回しにされがちであった医療者のセルフケアを重視し、医療の質向上を目指します。
②高齢化社会の中、慢性疾患治療の長期化・患者増大を受けて新しい医療を創る(担う)人材、社会の変化に伴って発生する新しいニーズへの解決策を提示できる人材が必要です。

問題がより顕在化する四半世紀後に、様々な課題へ解決策を提示できる人材を育成するため、従来型の教育(一方向性、知識偏重、教師主導型)ではフォローできない、多様なバックグラウンドを有する学生に対して、外部講師を含めて教師と学生が共に参加して解決に導くワークショップ型の教育実践が必要と考えています。

教育実践にもお金がかかり、成果が見えるまでに長い時間がかかります。さらに、大学では最低限の「従来型教育」を提供する為の予算しか充てられていないのが多くの日本の大学での現状です。
是非、20年後の医療を担う人材を、一緒に育ててください。
若い力は「人財」です。
いろいろな刺激で様々に花開いてくれる人財の育成に寄り添っていただける方をお待ちしています。


募集期間と使途


【目標金額】
2,000,000円

【募集期間】
2022年10月7日〜2023年3月31日

【基金の使途】
京都大学大学院医学研究科・附属病院で培った教育コンテンツを学内のみならず、他大学、他の医療機関へも広げていきたいと考えています。つまり、今回の医学研究科・附属病院へのご支援を呼び水に、新しい教育実践の輪を広げ、日本全国の教育機関・企業の方々と共に新しい時代に対応した人材を育成できる大学院教育発展を目指したいと思います。

まずは、皆さまのご支援を受けて、現在学内で実施している教育コンテンツの整備と学外発信のための基盤づくりを行い、スモールスケールで活動を開始したいと考えています。全国に対して教育を提供できる組織体(コンソーシアム)を形成し、事務局機能を継続的かつ安定的に運営可能となるまでに、約3年程度を見込んでいます。

目的とする大学院教育は、少人数制のワークショップ形式が主軸となりますが、今後の全国的な展開を見据え、誰もが何時でもアクセス可能なe-ラーニング教材を活用し、効率の良い学習環境を整えたいと思います。

  • 講義(基本コンテンツ)の提供費用(外部講師委託料を含む):90万円
  • 一連の講義のPRにかかる費用:10万円
  • 講義提供の自走化に向けた取り組みにかかる費用:100万円
   E-ラーニング提供媒体開発費用(初期投資):70万円 
   人件費:30万円
 

活動について

メディカルイノベーション大学院プログラム

京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構(KUMBL)は、主に医学研究科及び附属病院の産官学連携を包括的にサポートする組織ですが、人材育成こそ最大の社会還元であると考え、特に医学研究科・薬学研究科を中心としたライフサイエンス系学部の教育に対し種々取組みを行っております。
中でも注力しておりますメディカルイノベーション大学院プログラム(https://www.mip.med.kyoto-u.ac.jp/program/)は、最先端の医学知識・研究力を備え、基礎研究から成果の社会実装までをカバーできる博士人材の育成を目的としており、2019年度に文部科学省の「卓越大学院プログラム」に採択いただいたものです。

メディカルイノベーション大学院プログラムでは、医薬だけではなく工学部、農学部、理学部等の学部から進学した学生が医療分野のイノベーターとして社会で活躍することを祈って進学してきております。さらに、医師・助産師を含む看護師・薬剤師・臨床検査技師・管理栄養士など、臨床現場で様々な課題に直面した医療者が、それらの課題を解決するために大学院で学びを得ています。

こうした大学院生たちに新しい学びを提供できるよう日々努力しています。

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教科書のない「教育」

知識(Knowing)重視ではなく、自らの価値観(Being)を見つめなおし、実践力(Doing)を養う。

将来大学での基礎研究に従事する教員のみならず、社会のどのような領域、職種においても即戦力となって広く活躍できる人財を大学から輩出することを目的として2つの初期教育講義を立ち上げ、毎年改良を加えつつ実施し、受講生から高い評価を得ています。

(1)リーンシックスシグマ

プロセスが生み出す価値に着目し、その価値を最大限に引き出すために、無駄の排除、リードタイム短縮、品質向上などの課題を体系的に解決します。
企業への就職、アカデミアでの研究、起業、転職、セカンドプラン・・・人生の様々な段階で未経験の領域に打って出る機会で、新しい扉を開いて第一歩を踏み出し、自分のプロセスを構築する際の「道標」として非常に有用な思考方法です。 

詳細はこちらをご覧ください。

受講された方のコメント
  • 「医学・教授」DMAICという手法を座学で学ぶだけではなく、課題解決のために手法をうまく用いる、ということを前面にだされていて、身につく講義になっていた。長いキャリアのなかで「想定と違った、原因が違う」など感じることは多々あり、その都度で原因分析して判断する必要がでてくる。手法が大切だと感じていただけると思う。
  • 「医学・助教」今回の講義を通して、どのような行動をしているかを可視化して外から自分を俯瞰できた。結論自体はシンプルだが、非常に気づきが多く、自分の客観的な評価軸を中に持つことができた。
  • 「薬学・博士課程」座学と演習で体系的に教えていただき、手法を身に着けることができ、「間違った解決策に至らない」という自信が持てたと思う。
(2)【実践型】未来を創造する人材育成講座

不安に負けず、自信をもって様々な領域で社会をリードする人材として新しい時代を拓き、生きぬいていくために、「自分の中のぶれない軸」を見つける講義です。人事のプロフェッショナルである講師陣をお招きし、講師陣が受講生に寄り添い、受講生が自分の価値観・信念・個性を唯一無二のものとして尊重して受け入れるために自分を見つめなおす(Being)機会を最初に提供します。さらに、他人からの評価に左右されずに自分の努力と仲間を信じ、自分特有のユニークなリーダーシップを発揮して、ぶれることなく真に自分のやりたいことを実現するために必要な「セルフプロデュース」の様々なスキルに関する知識(Knowing)を身に着ける(Doing)支援をします。

詳細はこちらをご覧ください。
3回のオープン講義を開催します。是非ご受講ください。

  • 9月5日 「なぜイノベーター人材なのか」 講師:中道貴也 先生
    :寄附いただいた方にはダイジェスト動画を配信予定です。
  • 10月24日 「セルフブランディングの理解と構築」 講師:山崎伸治 先生
    【お申込みはこちら】
  • 12月12日 「効果的なプレゼンテーションの話し方・見せ方」 講師:越川慎司 先生
    【お申込みはこちら】
講師の声

「本講義は、自分→他者・チーム→社会というように自分を起点としてどんどん視点を広げていただくような構成になっています。講座のタイトルだけきくと難しそうに感じるかもしれまれせんが、心配はありません。第一線で活躍している講師、そして先生方、仲間が支援してくれます。 最大の特徴は、全員が「フラット(対等)に共に学べる」講義であるということです。昨年も数か月の講義を経て、受講生の皆さんが見違えるように変化しました。終わるころには「本当に受講してよかった」と思っていただける内容だと自信をもっています。学びの楽しさを一緒に体験しましょう!」

受講生の声

こちらをご覧ください。

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京大外への発展計画について

新医療安全教育構想(コンソーシアム)の立ち上げに向けて

医学部附属病院内にコンソーシアムを立ち上げ、教育を提供して得た対価を医療教育を中心とした課題解決に向けた研究活動へ活用したいと考えています。
上記でお示しした2つの初期教育講義を始めとするワークショップ形式の講義、医療従事者が年2回受講を義務付けられている医療安全・感染対策の講座提供、附属病院で培ったマニュアル等の共有など、様々なコンテンツを準備します。
初年度は2,3の医療機関様にトライアルへご協力いただき、コンテンツを取り揃え、2023年4月の本格施行を目指しています。
その後、医療機関のみならず、大学や他分野の企業様へ提供を広げ、3年後の自走化を目指します。

①医療安全管理業務の合理的な省力化、②医療安全管理者の学びの場の提供をセット化した教育構想です。

①医療安全管理業務の合理的な省力化

京大病院でうまく機能しているシステムを、効果的な使用方法の学習の下で、提供する(医療行為の説明文書、各種医療安全管理マニュアルは、十分な使用実績があり、経験による改善を重ねてきたものです。説明文書、マニュアルの活用のワークショップとセットで提供します。)

②医療安全管理者の学び・成長の場の提供

医療安全管理者を対象にコーチング、セミナー、ワークショップを行います。医療安全の知識だけではなくストレスマネジメントや自分を大切にすることも含めた学びの場を提供します。医療安全管理者が相談したいことがあれば、コンサルテーションを受けることができます。

ワークショップ型の初期教育だけではなく、一部e-ラーニング教材とすることで、効率的な自主学習が見込めます。

研究体制

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鈴木 忍

特定教授 医学研究科「医学領域」産学連携推進機構
メディカルイノベーション大学院プログラム 担当教員(産学連携)

経歴

1994年 大阪大学薬学部卒業 
薬剤師、薬学博士(大阪大学)
カリフォルニア大学(ロサンゼルス校)、トロント大学、理化学研究所等で基礎研究(専門は免疫学)に従事後、バイエル薬品、アッヴィ、ベーリンガーインゲルハイム等の大手外資系製薬企業にて、アカデミアのバックグラウンドを活かした産学間での数々のオープンイノベーション活動をグローバルに展開。2019年より現職。

メッセージ

急速に超高齢化社会を迎えている今、医師や看護師、薬剤師、臨床検査技師、保健師、介護士と言った、これからの医療を支えていかなければならない人材の確保はもちろんのこと、それら人材のための環境の整備は不可欠であり、また喫緊の課題です。
戦争やパンデミックといった世界情勢に影響を受けて変遷する先の見通せない時代にあって、医療系学生たちの多くは、今の教育だけで自分たちがこの世の中に漕ぎ出して大丈夫なのだろうかと、強い不安に駆られているように感じています。その不安からか、彼らは学ぶことにとてもどん欲です。自分たちがこの社会のために何ができるのか、一人一人が必死で考え、行動する姿に背中を押され、親世代の一人としてその情熱にこたえてやりたいと思い、息子・娘世代の若い医療従事者の卵たちと共にこのプロジェクトを立ち上げました。
世のために尽くしたいと願う全国の医療系学生の学ぶ意欲を満たし、次世代に課されるであろう多くの課題に対峙して強く生き抜いていけるような力を培うための新しい大学院教育を創り上げ、提供したい、そんな思いに共感いただける方々からのご支援を是非ともお願い申し上げます。

井貫 恵利子

特定助教 医学研究科「医学領域」産学連携推進機構
メディカルイノベーション大学院プログラム 担当教員

経歴

2006年京都大学薬学部卒業
薬剤師、薬学博士(京都大学)
独立行政法人医薬品医療機器総合機構、国立研究開発法人日本医療研究開発機構を経て、2020年より現職。

たくさんの学生と共に、この活動に取り組んでおります。

学生代表メッセージ

私は医学科5年生のものです。地元から飛び出して難関である本学に挑戦した根本の支えは、医師としての資格を得るだけに留まらず大学を足掛かりとして世界へ羽ばたく事ができる、教育・環境への期待です。
Z世代と呼ばれる私達ですが、目まぐるしく世の中が変動する中、日々多くの情報が飛び交い晒されています。本活動を通して、より多くの若手が自分らしく、未来へ羽ばたく足掛かりを見つける事を期待します。
自分自身、これからの医療の発展に応じて、医療者の可能性を広げる為、医療学生と企業を繋げる一般社団法人ZEROGATEというものと立ち上げております。本活動とも密に連携をとり、より良い土壌づくりに邁進したいと考えております。(医学部5年生・黒岩さんより)

税法上の優遇措置が適用されます

本プロジェクトは、京都大学寄附金取扱規程に則り、京都大学へのご寄付として取り扱われます。本プロジェクトへの寄付後、京都大学より送られてくる領収書を控除証明書として確定申告書に添付し、所轄税務署へご提出ください。領収書の日付は、寄付申込日ではなく、寄付をされた翌月末の日付となります。
詳細はこちら

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2022.11.29 愛知県 日本の医療が充実することを願っています。
2022.11.06 愛知県 病気にならない人はいないと思います。病気になった人を一人でも多く救えるよう、微力ながら協力させて頂きます。
2022.10.11 富山県 皆に高質な講義を!
2022.10.11 京都府 患者の不安な気持ちに寄り添って下さる医療従事者が少しでも増えれば嬉しいです

応援コメント

2022.11.29 愛知県
日本の医療が充実することを願っています。
2022.11.06 愛知県
病気にならない人はいないと思います。病気になった人を一人でも多く救えるよう、微力ながら協力させて頂きます。
2022.10.11 富山県
皆に高質な講義を!

特典

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