がん患者のQOL向上を目指した、がんヘルスケア基金

婦人科がん患者さんの不安を減らしQOLを良くする社会を目指す
京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学
現在 7%
集まっている金額
¥421,000
参加人数
35人
募集終了まで
93日

京都大学婦人科学産科学では、婦人科がん患者さんのQOL(生活の質)に関する研究を行い、QOLの把握と改善を目指したアプリ開発を行っています。近年では、終末ケアの患者さんだけではなく、完治を目指した積極的な治療を行う患者さんのQOLを管理することで治療成績が改善されたという報告があり、がん治療中のQOL管理が非常に注目されています。しかし、 婦人科がん患者さんの診療を行う中で、がんに対する不安があるにもかかわらず家族に対しては気丈に振舞われる方や、がん治療と仕事、家事などの日常生活の両立に苦しんでいる方が多いことに気が付いたことから、この研究が始まりました。

がん患者さんは、がんと診断された時から、様々な不安を感じる方が多くいます。また、長く大変ながん治療を受けることで、不安だけではなく副作用などで身体面でも生活の質(QOL)を落とす方も多くいます。しかし、そのような心身ともに大変なストレスの中でがん治療を受けていますが、不安なときに相談する医療窓口はなく、自己管理が正しいかもわからない患者さんがほとんどです。

一方で、最新の研究では、がん患者さんがQOLを自己管理したり、医療機関がモニタリングしたりすることで、治療成績の向上にもつながる可能性があることがわかってきました。そのため、終末ケア中の患者さんのQOLを重視するのは依然として重要ですが、初めてがんと診断され、積極的な治療を行う患者さんであっても、QOLを維持・管理することが治療の上で重要であると認識されるようになってきています。

この研究では、がん患者さんの日常生活やQOLをヘルスケアアプリを用いて患者さん自身が自己管理を行いつつ、医療者が把握することができる社会を作りたいと考えています。そのためにはアプリを用いて患者の生活情報をデータ(ライフログ)として管理するシステムを作りたいと考えています。また、ライフログと病気との関係を調べることで、より良い診断法や治療法の開発を行います。一人でも多くのがん患者さんが元気に社会復帰できることを目指しています。


/data/contribution/13/本文4画像.jpg
「研究に用いているヘルスケアアプリの説明」
 

がん患者さんのQOL(生活の質)について

がん治療は不安や副作用との戦いでもある

がん患者さんは、がんの診断の不安や手術、抗がん剤などの治療、治療後の副作用によってメンタルも身体も大きなストレスを受けます。京都大学での検討では、がんの診断によってメンタルだけではなく、ストレスによる疲労、不眠、経済的な心配が大きいことがわかっています。さらに婦人科がんは他のがんと比べて発症年齢が若く、多くの患者さんは仕事、育児、親の介護といった忙しい日々と治療の両立に苦しんでいます。その結果、婦人科がん患者さんのQOLは低いことが問題視されています。
現在の医療体制では、日々の生活によるストレスを医療者が把握しきることは難しい状況です。本プロジェクトを通し、患者さん自身が健康管理を行い、医療者と情報共有することで、未然に病気(例えばうつ病)を発見し、早期に治療を始める社会を目指します。さらに、医療者側がこれらのデータをもとにストレスなどのQOLと治療効果などの関係性を研究することで、より有効な管理法や治療法の開発が期待できます。

/data/contribution/13/thumbnail_本文1画像.png

ヘルスケアと医療

ヘルスケアはQOLを見える化し、未来の医療を変える

ヘルスケアアプリやモバイルデバイスは日常生活の情報をデータ(ライフログ)として記録することができます。また、ライフログによってストレスなどの目に見えないQOLを、データとして目に見える状態として把握することができます。ヘルスケアアプリやモバイルデバイスは一般的には健康な方が自己で行うヘルスケアとして用いています。がん患者さんの中にもヘルスケアアプリを用いて自分自身で健康管理をしている方がいますが、今は医療機器ではないヘルスケアアプリやモバイルデバイスのデータを医療者が用いて診療することができません。しかし、ヘルスケアアプリやモバイルデバイスはがん患者さんの日常生活を目に見えるデータとして把握できるため、将来的にはアプリやモバイルデバイスを用いたヘルスケアの領域を医療に応用する試みが期待されています。

/data/contribution/13/本文2画像.jpg

この研究に参加いただいた患者さんの声

「アプリを使うようになって、自分の生活を振り返ることができました。」
「病院にいない間も病院とつながっている気がして安心できました。」
「治療が終わってからも、癌を意識せずに普通に健康的な生活を送りたいと思うようになりました。」
「体調がすぐれない時に簡単に自分の具合が手軽に分かるアプリがあるとステキだと思います。」
「食事指導や運動のノルマがあれば励みになって良いと思います。」
「ちょとしたことを医師に相談できる窓口が欲しいです。」

私達は、がん患者さんの問題を解決し、求める医療を目指します。


研究体制

/data/contribution/13/DrMandai.jpg

万代 昌紀

京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学 教授
婦人科腫瘍、内視鏡手術
 

 「がん」と診断をうけると誰でも不安になるものです。また、がん治療は大きな手術や辛い抗がん剤や放射線治療など身体だけではなく気持ちも大変な思いをされる方が多くいらっしゃいます。特に私達が診療にたずさわる婦人科がん患者さんは仕事、育児、家庭のことなどの心配が大きいため、生活の質(QOL)が悪くなることが多いと言われています。
 京都大学産科婦人科では、手術の負担を減らすために内視鏡を用いた手術をいち早く導入しました。これからも、がんを治すだけではなく、がん患者さんのQOLにも配慮した治療を行いたいと考えています。
 この事業を通して、がん患者さんのQOLを研究し、アプリなどを用いて医療者ががん患者さんのQOLを把握できる体制を作りたいと考えています。
 皆様のご厚意を患者さんへお返しできるように邁進してまいります。ご賛同いただける方は是非ともお力添えをお願い申し上げます。

万代 昌紀
京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学 教授

経歴

昭和63(1988)年3月24日 京都大学医学部卒業、同附属病院産婦人科 研修医
平成元(1989)年2月1日 兵庫県立尼崎病院 医員
平成  4(1992)年6月1日 京都大学医学部附属病院産婦人科 医員
平成  8(1996)年4月1日 京都大学医学部附属病院産婦人科 助手
平成12(2000)年11月1日 米国国立衛生研究所 ワクチンリサーチセンター研究員 
平成14(2002)年12月16日 京都大学医学部附属病院産婦人科 助手
平成19(2007)年2月1日 京都大学医学研究科婦人科学産科学分野 講師
平成25(2013)年1月1日 近畿大学医学部産科婦人科学教室 教授
平成29(2017)年3月1日 京都大学医学研究科婦人科学産科学分野 教授
平成31(2019)年4月1日 京都大学医学部附属病院院長補佐

平成9年1月 学位取得(京都大学医学博士)

/data/contribution/13/本文3画像yamaguchi_higasiyama.jpgがんヘルスケア研究を担当する山口建講師(左)
東山希実医師(右)

山口 建

京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学 講師
婦人科腫瘍

経歴

1993年 洛南高等学校 卒業
1999年 大阪市立大学医学部医学科 卒業
1999年 京都大学医学部附属病院 産科婦人科 研修医
2000年 大津赤十字病院 産婦人科 医師
2003年 市立長浜病院 産婦人科 医師
2004年 京都大学医学部附属病院 産科婦人科 医員
2005年 京都大学大学院医学研究科博士課程器官外科学分野婦人科学産科学 入学
2009年 京都大学大学院医学研究科博士課程器官外科学分野婦人科学産科学 卒業
2009年 Duke University Medical Center 研究留学生
2011年 京都大学医学部附属病院 産科婦人科 特定病院助教
2011年 日本バプテスト病院 産婦人科 部長
2013年 京都大学医学部附属病院 産科婦人科 助教
2016年 京都大学医学部附属病院 産科婦人科 院内講師
2017年 国立病院機構京都医療センター 産科婦人科 病棟医長
     同上 臨床研究センター 研究員
2019年 京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学 講師

2009年3月 学位取得(京都大学医学博士)

東山 希実

京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学 大学院生
婦人科腫瘍、女性ヘルスケア

経歴

2006年 高田高等学校 卒業
2012年 大阪市立大学医学部医学科 卒業
2012年 京都大学医学部附属病院 臨床研修医
2014年 京都大学医学部附属病院 産科婦人科 医員
2015年 三菱京都病院 産婦人科 医員
2017年 大阪赤十字病院 産婦人科 医員
2020年 京都大学大学院医学研究科博士課程器官外科学分野婦人科学産科学 入学

研究メンバー

奥野 恭史(京都大学大学院医学研究科ビッグデータ医科学 教授)
黒田 知宏(京都大学大学院医学研究科医療情報学 教授)
山本 洋介(京都大学大学院医学研究科医療疫学 教授)
嶋田 和貴(京都大学大学院医学研究科臨床腫瘍薬理学・緩和医療学講座 講師)

研究体制

京都大学大学院医学研究科(婦人科学産科学、ビッグデータ医科学、医療情報学、医療疫学、臨床腫瘍薬理学・緩和医療学)、株式会社DUMSCO、ライフログテクノロジー株式会社、PST株式会社
 

募集期間と使途

【目標金額】
6,000,000円

【募集期間】
2021年10月22日~2022年2月28日 

【基金の使途】

現在、アプリ提供企業と共同研究を始めていますが、ライフログを管理する事務や背景のメカニズムを探索する基礎実験を行う研究補助員が必要です。寄付頂いた資金はまず人件費に使います。
また、がん患者のQOLの中でもストレスや疲労は治療の中断や社会復帰が遅れるなどで大きな問題となっています。しかし、これらに対する有効な診断方法や治療法がありません。ストレスなどのQOLを解明し、新しい治療を開発するために患者さんの血液などを解析しますので、寄付金はこの解析費用に使います。


税法上の優遇措置が適用されます

本プロジェクトへのご寄付後、京都大学よりお送りする領収書を控除証明書として確定申告書に添付し、所轄税務署へご提出ください。
領収書の日付は、寄付申込日ではなく、寄付をされた翌月末の日付となります。

詳細はこちら

お知らせを確認するためにはSecurite Academiaへのログインが必要です。

2021.11.21 東京都 日々、不安を抱えて過ごしていらっしゃる患者さん達の支えになることを願っています。 このツールによって皆様の元へ一日も早く日常が戻ってきますように!
2021.11.06 大阪府 いつもお世話になっている先生の活動ということもあり、少額ではありますが寄付させていただきました。 がんと寄り添い生きていく社会にとって、本活動はとても重要な取り組みだと感じております。 プロジェクトの成功、応援しております。頑張ってください!
2021.11.04 宮崎県 癌の経験をした家族がいまして、とても有意義な研究だと思います。プロジェクトメンバーの方々、頑張ってください!
2021.11.01 大阪府 幼なじみのFBの投稿のシェアで知りました。他人事とは思えませんでした。 身の丈に合う金額しか寄付できませんが、お役に立てたら嬉しいです。 応援しています。
2021.10.31 新潟県  ガンで悲しむ人が少なくなりますよう、研究を進めてください。
2021.10.29 福井県 お世話になっています。QOLにも目を向けて頂ける事を嬉しく思います。自らが管理し、活用出来るアプリの開発に期待して居ます。
2021.10.29 京都府 かつて、お世話になりました。 万代先生をはじめ、京大病院の医療スタッフの方に救われました。  どうぞ患者さんの心の支えとなりますように。
2021.10.29 京都市南 がん患者さんのQOLを可視化することで、できる支援も増えると思います。応援しいています。
2021.10.29 群馬県 患者の方にとって頼りになる情報システムの構築を望みますので宜しくお願い致します。
2021.10.27 京都府 京大病院では大変お世話になっています。研究にお役に立てることがあれば協力させていただきます。今後も医療の進歩に期待しています!
2021.10.27 北海道 がん患者さんのQOL向上の取組に賛同します。
2021.10.26 栃木県 私の母もガンで亡くなり、大事に思っている人も乳がんを患いました。まだまだガンになる方は沢山いらっしゃるので少しでもお役に立てればと思います
2021.10.26 東京都 私も婦人科がんの経験者ですので、医療面・精神面両方での患者へのサポートが重要であるとことを実感しています。 微力ながら研究のお役に立てれば嬉しいです。
2021.10.26 東京都 私も、癌患者です。
2021.10.26 神奈川県 頑張ってください!
2021.10.23 東京都 女性のQOL向上、とても大切です。 癌と診断されても、癌前病変診断されても、その後のサポートとても大事です。 その為の研究、是非支援させて下さい。
2021.10.22 59-1 婦人科がん患者さんのQOL向上のため、是非頑張ってください!!
2021.10.22 調布市 患者さんに直接的に寄与しうる、素敵な研究テーマと思い、応援させていただきます。改善・解決への糸口、ぜひ見つけて下さい。

応援コメント

2021.11.21 東京都
日々、不安を抱えて過ごしていらっしゃる患者さん達の支えになることを願っています。 このツールによって皆様の元へ一日も早く日常が戻ってきますように!
2021.11.06 大阪府
いつもお世話になっている先生の活動ということもあり、少額ではありますが寄付させていただきました。 がんと寄り添い生きていく社会にとって、本活動はとても重要な取り組みだと感じております。 プロジェクトの成功、応援しております。頑張ってください!
2021.11.04 宮崎県
癌の経験をした家族がいまして、とても有意義な研究だと思います。プロジェクトメンバーの方々、頑張ってください!

特典

プライバシーポリシー | 特定商取引法に基づく表記 | 利用規約

ミュージックセキュリティーズ株式会社 産学官連携推進室
第二種金融商品取引業者 関東財務局(金商)第1791号 加入協会:一般社団法人第二種金融商品取引業協会
Copyright (C) 2020 Music Securities,Inc. All Rights Reserved.